医薬品を飲まない患者に血圧脈波検査を

生活習慣病になったら、医者から出された医薬品を飲むように指導されることが多いです。これは何の効果があるかというと、動脈硬化を予防、改善することです。動脈硬化の検査といえば、従来は頸動脈エコー検査ということで実施していました。しかし、最近は血圧脈波の検査も用いられています。簡単で時間もかかりません。その場で検査結果を患者に見せることができるため、自身の体の状態について認識してもらいやすくなります。
血圧脈波の検査とはどのようなものでしょうか。これは血管の年齢を測定するものです。血管は年をとると固くなっていきます。年相応の固さですと問題ありませんが、中には自身の年齢以上に血管年齢が高くなっている人もいるのです。この年齢が高くなるとスムーズな血液の流れが阻害され、心臓に大きな負担をかけてしまいます。さらに症状が進むと心不全や高血圧を誘発してしまいます。また、血管のつまりの原因にもなります。血管の内側がもろくなった結果、粥腫という塊が血管内にできて詰まらせるのです。それが心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしてしまいます。血液が十分に全身に回らなくなるため、すみずみまで必要な栄養素や酸素が行き渡らなくなるからです。これらを症状を引き起こす動脈硬化の進行具合を検査するために、血圧脈波を測定するのです。
生活習慣病の人の中には医師の診断に嫌疑的な人もおり、指導に従わない人も中にはいます。そのような人には、血圧脈波の結果を見せて自身の動脈硬化の進行度を認識してもらいます。数値でハッキリと結果が出るためにこうした手段がとれます。こうすることで、危機感を感じるようになり食事内容を見直したり、薬をしっかりと飲むようになるという効果があります。